「子どもたちはだれでも 小さな たいせつな たからを持っている」 小さな頃から「学校の先生になる」ことが自分の将来だと刷り込まれて育った私は、高校生の頃に、小学校1年生の担任だった先生が参加されていた現場教師の勉強会に潜り込ませていただく機会をいただきました。 2代目宮城教育大学学長だった林竹二先生との出会いです。 そしてこの言葉をいただきました。 縁あって「自閉症」というスペシャルな特性を持つ子の親となってからも、ずっとこの言葉を支えにわが子の可能性を信じ続けていました。 一方で「自閉症」という特性は、それまで夢に描いていた「おかあさん」とは程遠い日常を私に突き付けました。 何よりも 「カッコ良くて、爽やかで、頭が良くて、誰からも好かれる子」 と「仲良し」になりたいという願いは叶い難い日々でした。 「愛着」が築けないことが何よりも辛かった日々でした。 そんな時に息子が言ってくれた 「おかあさんと仲良しになりたい!」。 同じ気持ちでいてくれていることがわかりボーボー泣きました。 そして自閉症を、発達障害をひたすら「学び」ました。 そこには、林先生からいただいたもう一つの言葉 「学ぶことは変わること」 があったからです。 やがて大学教員を辞し、同じ志のおかあさん・おとうさんたちと法人を立ち上げて自閉症/発達障害の特化型の福祉サービスを始めました。 福祉を仕事として始めた最初にも「自閉症は学んでください」。 そう先輩支援者からそう言われました。 それから20年。 佐賀・岡山・大阪・東京・札幌。そしてノースカロライナ… TEACCHアプローチを軸にたくさん学びました。 ここでは、こうして学ぶことで繋がった様々な分野の「知恵」や、これからの研修予定等「お役立ち」情報をお伝えします。